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平成15年3月1日 (土曜日) 午後2時開演


雑喉場衆

おかげさまで、「江戸堀トラジャル寄席」も3回目を迎えることができました。
江戸堀地域は、江戸時代から大阪の西に位置し、全国の物産が船で集まってくる玄関
口のような場所で、江戸堀、土佐堀の両岸は、蔵屋敷が立ち並び今で言えば各国の領事館の
集まっていたところです。この江戸堀地域の西に雑喉場がございました。

大阪は商人(あきんど)の町で落語にも船場のご大家の噺が沢山にございます。代々続く
大店(おおだな)は、始末、節約で堅い商いを続けてこられました。
一方、堂島には、米相場を商いとするとする、時機(じき)と呼ばれる方々が居られたそうで、
北や南の色町でのお金遣いも、えろう派手やったそうでございます。

ところで、大阪にはもう一つ、魚の問屋がぎょうさんに集まる雑喉場、まぁ魚河岸です。
この雑喉場の方々のお遊びも、気風(きっぷ)のええもんやったそうです。
天下の台所、食い倒れ、大阪の町の根本みたいな所で、大きな商いと相場を張っておられ
たんですさかい、そら、うなずけます。

雑喉場の旦那衆、朝が早い替りに昼間は、時間がたっぷりおますから、なかなかに稽古事
がお盛んで、粋人も多かったそうです。
中でも謡曲と浄瑠璃のお稽古に人気があったとお聞きしてます。
今では福島の中央卸市場に替わりましたけど、大阪中の魚屋、料理屋が、毎朝、早よう
から買出しにきて、そら活気があったそうです。
この雑喉場の人々は雑喉場衆と呼ばれ大坂の文化の発展に寄与してきたことも忘れてはい
かんと思います。

                         文貴 山口一儀


演者 演目
桂 歌々志 阿弥陀池
笑福亭生喬 野崎詣り
中 入

山口一儀
自作新作
花ノ井
林家 染二 猫の忠信

三味線山澤由江