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平成16年3月13日


落語とサムライ

欧米でサムライブームだそうです。
アカデミー賞に「ラストサムライ」や「たそがれ清兵衛」がノミネートされ、
その風潮に拍車をかけています。
武士道精神は西洋人から見て不可解千万で理解し難いか、禅の精神に通じた
魅力のある対象と見えるそうです。
日本の庶民はどのように武士(道)を見ていたのでしょうか。
落語の世界に登場するおサムライさんは大変に立派な方と権威をかさに
着た横暴無恥な方に別れます。
ここで面白いのは江戸落語には立派なお侍が登場する話が多くあります。
「柳田格之進」「井戸の茶碗」などに登場する侍は、現代の役人どもに是非
とも聞かせたい話です。
上方落語では「禁酒関所」や「二番せんじ」のように皮肉ったり、笑いの
主役にしたりとサムライにとってはさんざんですが、中には「佐々木裁き」や
「鹿政談」のように立派なお奉行も登場しますが、もともとが講談ネタです。
上方では「帯久」「茶金」のように商人の倫理観をめでたものが多いのは
商売人の多い土地柄と言えるのでしょうか。
最後に、「たそがれ清兵衛」の山田洋二監督がアカデミー賞会場で一人
はしゃいでおられたTV画像を見て、落語以上に面白かったのは僕だけでしょうか?
ふだん、ハリウッドの大作映画を皮肉ったり、権威主義を笑いの主題
にした映画を取ってきたあの監督でもねぇ・・・・・・

                                文貴 山口一儀

 

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出演者 演目
上方講談
旭 堂 花鱗

宮本無三四
林 家  小染 替わり目
中 入

笑福亭喬楽 八五朗坊主

三味線田中まなみ